ノムさんの合格体験記・ソムリエHaaaaa〜n

フランス料理「匠・奥村」調理兼ソムリエ。'07JSA認定資格に合格、料理・サービス・ソムリエの3つの顔を持つ奇才。88年より渡独し、数々のミシュラン格付レストランで部門シェフ、副料理長として活躍。97年ドイツ日本国総領事館付公邸料理人。03年帰国後は京都に滞在、06年より祇園「おくむら」勤務を経て現在に至る。
第2話 予習・復習、雪だるま地獄(汗)(2009.1月29日更新)

見出し普通勉強は予習と復習が大切です。井上塾伝統(?!)の講座前に行われる「一問一問」では、これまでに授業で勉強してきた事がどんどん積み重なり、以前から塾長がおっしゃっていた様に、覚えなくてはいけない事がまさに雪だるま式に増えてくるので、それはもう!!!。実際問題として、勉強時間との兼ね合いと授業で質問に答えられずにかっこ悪い思いはしたくなかったので、僕は予習をする時間を復習ばかりに充てていました。あと個人的に問題は授業後半のブラインドテイスティングでした。

見出し普段からお店で提供するバイ・ザ・グラスのワインを始め、良いワインに接する機会には本当に恵まれていると思います。ですが、この良いワインに触れている・・というのが僕にとってひとつの壁に。普段接するワインは、自分でセレクトした生産者、地域、ヴィンテージ等、個性のはっきりした(お値段も)…だったので、それが案外と曲者。実際に第一回目の授業で出されたワインのぶどう品種は、まったく外しました。塾長からは「普段いいワインばかり扱っているから。」と言われましたが、2次試験の試飲ワインのレベルはこんな感じ、とのことで、良い意味で普通のワインを飲んで、試験までは普通の(?)感覚も改めて覚えようと凄く思いました。

見出しあつかましい言い訳になりますが、『すでに仕事でワインを扱っている者が改めて資格勉強をするとこうなる』、と言う典型ではないでしょうか。あと、同じ祇園の高級クラブで働いている同期の受験生の女の子も、『あんなんピノ・ノワールとちがうわ〜』って授業後に言ってましたから、多分に同じ悩みをお持ちの方が他にもいらっしゃるのではないかと思います(笑) 。決して授業の試飲ワインが悪いという意味ではないです。普段に扱っているワインがあまりに良すぎて・・・ あまり一般的なお話でなく済みません。

見出しとりあえず私は、その夜すぐに深夜まで営業しているワインショップで、自分の考えられる限りの高品質かつ低価格のワインをバラで1ケース買いに行きましたよ。(またそうして変に自分でワインを選んでしまうところが駄目なんですが・・・) 試験日は半年後の寒い夜でした。

次回につづく・・・
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