ノムさんの合格体験記・ソムリエHaaaaa〜n

フランス料理「匠・奥村」調理兼ソムリエ。'07JSA認定資格に合格、料理・サービス・ソムリエの3つの顔を持つ奇才。88年より渡独し、数々のミシュラン格付レストランで部門シェフ、副料理長として活躍。97年ドイツ日本国総領事館付公邸料理人。03年帰国後は京都に滞在、06年より祇園「おくむら」勤務を経て現在に至る。
第1話 プロのプライド。資格挑戦スタート(2008.12月25日更新)

見出し私は京都・祇園にあるフレンチレストランで料理人兼ソムリエとして勤務しています。今回、井上塾ソムリエ資格対策講座を経て資格取得をしました。 料理人ですが、もともとこの世界に入ったときからワインが好きで、長く働いていたのが伝統的ワイン生産国(笑)のドイツだったので料理兼ワインの勉強と趣味を兼ねて地元のワイナリーを訪ねたり、また働いていたレストランでは沢山の素晴らしいワインを知る機会も多くあったので以前からソムリエ資格に挑戦してみたい気持は持ってはいました。

見出し私が本気で資格を受けてみようと考えていた時にタイミング良く講座(タストヴァンを?)知ったのはお世話になっている酒屋さんからご案内を頂いたのがきっかけでした。 2年前になりますが当時、京都で歴史のあるフレンチ懐石のお店が祇園町にオープンしたばかりの新店と言うこともあって料理はもちろんですが単価の高いお店でもあるのでお客様も舌の肥えた方、ワインにとてもお詳しいお客様も多く、その中のお一人で現在もお世話になっているお客様がおっしゃった「君はワインにとても詳しいし資格がなくても問題は無いけれど、ここにいらっしゃるワインにお詳しくないお客様に信頼していただく為にも資格のバッジは付いてる方がいいと思うね。」と言う言葉にお客様から見て、単にワインに詳しい、サービスしてくれるコックさんの立場に甘えず、(お店ではコック服でサービスしているので)ワインを扱う以上そちらでもプロフェッショナルに成らないと駄目なんだなと強く思いました。

見出しで、始めたソムリエ資格の勉強ですがなにせ受験勉強は学生時代以来久ぶりだし、例のお客様を始め、スタッフ、オーナーからの静かなプレッシャーと合格の時はロマネコンティ開けるよ〜との声援もあり(?)全ての受講生皆さんと同じですが、もちろん仕事もやりながらの資格勉強は想像以上に簡単ではありませんでした。 一応、個人的に長くワインとお付き合いしていることと職場ではサービス実務とワインリストを作ったり、自腹ではまず飲むことは不可能な高級ワインをティスティングすることの出来るとても恵まれた環境ではありますが、調理も兼任の上、とにかく時間が無くて勉強は就業後の2.3時間ぐらいと定休日だけでした。 井上塾での授業はまさに受験対策そのもので、重要ポイントのまとめとその解説で本当に受験生そのままでした。 それまでワイン関係の本を沢山読んでいたので少しは自身があったのですが、試験用に新しく覚える事はもちろんですが知らないでいた事の多さにびっくりしました。もちろん資格取得後の勉強の方がもっと大切で底なし沼状態である事はなんとなく理解していましたが・・・   今は十二分に理解しています・・・

次回につづく・・・
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