ノムさんの合格体験記・ソムリエHaaaaa〜n

フランス料理「匠・奥村」調理兼ソムリエ。'07JSA認定資格に合格、料理・サービス・ソムリエの3つの顔を持つ奇才。88年より渡独し、数々のミシュラン格付レストランで部門シェフ、副料理長として活躍。97年ドイツ日本国総領事館付公邸料理人。03年帰国後は京都に滞在、06年より祇園「おくむら」勤務を経て現在に至る。
第7話 祇園祭の盛り上がりに勉強もヒートアップ(2009.7月更新)

見出し長かったフランスの勉強の後、待望?の中間テストも終了。結果に呆然とする暇も無く、まるで“祇園祭りに向かって盛り上がる?祇園町の様に?”お蔭様で勉強のテンションもヒートアップしてきました。
イタリア、ドイツ、スペインetc… それまで仕事の後に近くの喫茶店で2時ぐらいまでの勉強時間だったのが復習だけで3時、4時まですることもありました。(そんなの普通ですか?すみません)

見出し確かに国別に覚えなければいけない事は沢山在りましたが、(資格講座前に少ない知識ながら)ちょうど過去問題をやっておいた経験から、出題範囲と傾向は何となく解っていました。井上塾で習う重要ポイントのみしっかり覚えれば良いと思っていましたから、焦りはありませんでした。

見出し個人的に仕事で長くドイツに滞在し、フランス、スペインでも働いた事があるので、ヨーロッパの勉強は気持ちが乗っていきました。一緒に働いた多くのワイン生産国出身の同僚の事、旅行先で飲んだワイン、尋ねたワイナリーのおじさんの事、ワイン畑などを思い出しては、勉強中にも関わらず懐かしんでいました。特にドイツ編では、失礼ながら先生の発音に一人突っ込み入れ、教本では2行で説明が終わっている生産地域のワインに、「現地に行くと本当は知られていないけど素晴らしいワインが沢山あるのにな〜」とか思いながら勉強させていただいていました。(たとえばドイツ・ザーレ・ウンストルート地域です)。改めて自分が今まで過ごしてきた時間、フィロソフィーの中にワインが深く関わっていたんだなとも思いました。

見出し資格勉強中でしたが、「取得後はワイン・サービス・お料理も含めてお客様の心に少しでも残るサービスが出来るといいな…」と想像し、大きな声で携帯で喋ってるうざいホステスさんを作り笑顔で微笑ましく無視しながら、真夜中の喫茶店で勉強に励んでいました(笑)。

次回につづく・・・
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